カメラのノウハウ

イメージセンサーとは何か ー4種類の撮像素子の違いー

https://www.jst.go.jp/seika/bt83-84.html 参照

どうもクマパパです。

今回はカメラ本体の最も重要なファクターであるイメージセンサー【撮像素子】とは何か?についてお伝えしたいと思います。

クマパパ

カメラを探していると撮像素子とかイメージセンサーってカタログにあるけど初心者には何がなんだかわからないよね

マチノ

確かにスペック表にはフルサイズ、APS-Cやマイクロフォーサーズってあるけど何が違うんだい?

クマパパ

簡単に言うとイメージセンサーの大きさが違うんだよ。

例えば下の表の様に上から順に小さくなっているんだ。

イメージセンサーの種類

  1. フルサイズ       35×24mm
  2. APS-C 23×16mm
  3. マイクロフォーサーズ  17.3×13mm
  4. 1型(CXフォーマット) 13.2×8.8mm

中にはAPS-Hと呼ばれるサイズもありますが今は使用している機種はほとんどありません。

フルサイズ 35×24mm

クマパパ

デジタル一眼カメラでは最上位機種、中級機以上に採用されている大型のイメージセンサーで高画素、高解像度を実現してくれるんだ。

マチノ

なるほどね。でもだったら何でフルサイズよりも小さいサイズを使うんだろ?画質や性能を考えたら全ての機種にフルサイズを採用していたら良いのに。

クマパパ

そもそも35mmはフィルムカメラで使用されていたサイズになるんだ。それをデジタルでも同じサイズのイメージセンサーをフルサイズとして使用しているんだ。

小型化されることでコストを抑えることが可能になって誰にでも手が出せる価格帯になったんだね。

35mmフィルムの例
マチノ

初心者に一眼レフを気軽に買えるようにするには小型化と低価格帯の一眼レフが必要だったんだね。

クマパパ

そうとも考えられるよね。フルサイズの利点は高画素に対応でき、暗い場所でもノイズを抑えやすい特徴があるよ。そしてボケも綺麗に撮れるんだ。

特徴

メリット

  1. 高画素、低ノイズに優れている
  2. 高解像度のレンズの性能を引き出せる
  3. ボケの表現に優れている

デメリット

  1. センサーサイズが大きいのでカメラ本体も大きくなりやすい
  2. フルサイズは価格が総じて高い傾向がある
  3. APS-C用レンズでは画角や性能が活かせない

APS-C 23×16mm

クマパパ

そもそもAPSって何?となりますよね。Advanced Photo Systemと呼ばれ、フィルム時代にあったアドバンスフォトシステムの頭文字からきています。意味は「世界標準規格の新しい写真」になります。 Cはクラシックになります。

マチノ

そんな意味があるのか…。

まぁ豆知識程度になるかな。

クマパパ

確かにAPSは技術的に使われていないらしいからね。フィルムをお店などで現像をお願いする際にトリミングして欲しいサイズとしてAPS-Cが基準として使われていたそうなんだ。フルサイズと同じサイズの写真の左右上下をトリミングされた写真になるのがAPS-Cになるんだね。

中級機から初心者向けの一眼カメラにはほとんどがAPS-Cのセンサーになっているね

マチノ

そうなんだね。意味がわかると面白いねぇ。

カメラの小型化や価格帯の安いエントリー機を作ろうとする際の基準になったんだね。

特徴

メリット

  1. 小型化、軽量化が可能になる
  2. 部材の縮小など安価なカメラを製造しやすくなる
  3. レンズもそれに合わせてコストを下げられる

デメリット

  1. APS-Cはフルサイズに比べてノイズが乗りやすい
  2. 高画素になっても性能を引き出すのは難しい
  3. ボケ量はフルサイズより劣ってしまう
  4. レンズによって画角が変わってしまう

マイクロフォーサーズ 17.3×13mm

クマパパ

次に小さくなるのがマイクロフォーサーズと呼ばれるイメージセンサーになるんだ。

このイメージセンサーはオリンパスとパナソニックが共同で開発したサイズになっていて今でもマウントの型が一緒だからメーカーが違ってもレンズが使えるんだね。

マチノ

そうなんだ。これも小型化を進める為に必要なサイズなんだね。

クマパパ

PanasonicのLUMIXにはほとんどにマイクロフォーサーズのイメージセンサーが使われていてオリンパスではPENにマイクロフォーサーズが使われているね。

特徴

メリット

  1. 小型化、軽量化に優れている
  2. イメージセンサーが小さいのでバッテリーの減りもフルサイズと比べると少ない
  3. レンズでは画角の倍率が異なるので300mmの巨大なレンズを使用しなくても200mmでも高倍率の画角を得られる。

デメリット

  1. 画質、ノイズはフルサイズ、APS-Cに比べて劣ってしまう
  2. 高画素には不向きなセンサーサイズ

1型(CXフォーマット) 13.2×8.8mm

クマパパ

少し特殊なセンサーサイズで採用機種はNikon1j1と呼ばれる機種になるんだ。

マチノ

APS-Cと比べたらほとんど1/2じゃないか!そしてNikonのミラーレス機なんだね。

クマパパ

これ以外にもスマートフォンに使用されている1/3インチのサイズや1/4インチもあるよ。

その分、解像度やノイズはのりやすいのが難点ではあるけどね。

まとめ

今回は4種類のイメージセンサーをご紹介しました。

一眼カメラに使用されているのは主に

  • フルサイズ      値段 高
  • APS-C 値段 高〜中下
  • マイクロフォーサーズ 値段 中上〜下

の3種類になります。

※値段はおよその目安です。

価格もフルサイズから順に安くなるイメージになります。

なので予算、特徴を考慮したうえでカメラの購入を考えたほうが良いかと思います。

以上、少しでも参考になれば嬉しいです。

ありがとうございました!

ABOUT ME
クマpapa
会社員兼カメラマンをしています。カメラ歴は15年以上、初心者でもわかる写真やカメラについて情報を発信中です!