
カメラを始めると感度と言う言葉を聞いたり見たことがあると思います
初めての人には少しわかりにくいので噛み砕いて説明しましょう
この記事でISOの基本は学べるとおもいます
そもそもISOって何?
読み方はいくつかありますがイソ感度と呼ばれています
英語でInternational Organization for Standardization
頭文字からISOとなり(ギリシャ語という説がありますが)
日本語では
国際標準化機構と呼ばれ、この団体が国際基準を提供しています
つまりISOとは様々ある国際基準の中で感度という標準を示しています
写真フィルムでのISO感度
フィルムでの感度の考えとしては、フィルムがどの程度弱い光りまで写すことができるかという指標です

ISO感度は100から800などがあり、感度が増すとシャッタースピードを速くすることができます
暗い場所などでは感度を高くすることでもシャッタースピードの速さを維持することも出来ます
しかし、感度が増幅するとどうしてもフィルムの粒子が粗くなるので低感度のほうが写真は綺麗になります
デジタルカメラでのISO感度

デジタルカメラではフィルムの代わりにCCDイメージセンサ、撮像素子と言われるMOSダイオード(PD フォトダイオードとも)と呼ばれる半導体が使われています
コンパクトカメラやエントリー機にはCCDが採用されており、中級機などにはCMOSイメージセンサが採用されています
これらのセンサは光の情報をセンサに照射することで電荷として変換し画像として生成します
このセンサにもISO感度があり100を相当としています
つまり感度が高くなるほどシャッタースピードを速くすることが出来ますが代わりに電荷に負荷がかかるのでフィルムで言われた粒子が粗くなるのと同じノイズが発生します
なのでフィルム同様に低感度のほうが画質は綺麗になります
ISO感度の仕組みを簡単に説明すると以上になります
撮影で使われる感度
- 常用感度
- 拡張感度
上記の二つを知っておけば大丈夫でしょう
常用感度
カメラの性能により常用感度は違います
例えばNikon Z50では
常用感度
100〜51200
同じくNikon Z7では
常用感度
64〜25600
になっています
あれフラッグシップ、上級機のZ 7の方が常用感度の最高感度が低くないか?って思いましたよね
用途によりますが1番、理解して欲しいのは画素数と常用感度は反比例することです
つまり画素数が高ければ高いほど常用感度の幅は狭くなります
逆に画素数が少ないと常用感度の幅が広くなります
拡張感度
簡単に説明すると常用感度外の感度のことです
理論的にISO感度は高くすることは可能なので常用感度以上に数値を設定することは可能です
デメリットとしてはノイズが酷く通常の使用には適さないことです
つまり常用ではない感度という考え方が簡単だと思います

まとめ
ISO感度とは2つあり
常用感度と拡張感度になります
上記のデジタルカメラのISO感度について説明した通り、使用する目的でカメラを使い分けることができますね
またカメラを選ぶときの基準にもできますので覚えて損はありません