
どうも写真歴15年になるクマパパです!
習慣と聞くと拒否反応を示したり、私には出来ないかもと考えたりしませんか?
かくいう私も習慣にしようとすると続かない、諦めてしまうこともありました。
趣味は好きだから続くのは当たり前と考えられますが実は『好き』と『継続できる』は別物です。
この記事では好きだけど続かない、習慣化がうまく出来ないと悩む人へのヒントになればと思っています。
是非、最後まで読んでみてください!
- 写真を趣味にしたい人
- 習慣化できない人の特徴
- そもそも習慣にするには?
- 習慣化を応用!写真を趣味にする方法
参考書籍
写真を趣味にしたい人

- 何か趣味を探しているから
- カメラが好きだから
- 綺麗な景色を撮りたいから
- 仕事でカメラを扱うようになったから
- 友人、知人、恋人、家族を撮りたいから
きっかけはそれぞれだと思います。
私のきっかけは祖母から一眼レフカメラを貰ったことからです。
元々、空や自然風景を撮るのが好きだったこともありますが撮り方を工夫し、撮れた写真を見てもらい相手が喜んでくれた事が嬉しかったのを覚えています。次はもっと喜んでもらいたいと思うようになりました。

もし写真を趣味にしたいと考えているのであればカメラでどうなりたいのかは最低でもはっきり考えておきましょう。
何故それが必要なのかは後述します。
習慣化できない人の特徴

- 『読書を習慣にしよう!』
- 『写真を毎日撮影してSNSに投稿しよう!』
- 『朝活として毎朝ランニングをしよう!』
などなど習慣を身に付けようと目標を立てますよね。
それ自体は悪いことではありません。
思い立ったきっかけは人それぞれで理由があり、目標は設定するものですよね。
では何が問題なのでしょうか?
習慣を阻害する要因
読書をすると決めたけど読みたい本が見つからない、スキマ時間に読もうと思ったけどついSNSやゲームをしてしまう。
カメラで撮る物が見つからない、撮るのにセッティングするのが大変、『いいね!』がつかないし…やめようかな。
朝5時からランニングをしたが日中眠くなってしまう、雨だから今日はやめとこう、仕事で遅くなって睡眠時間が少ないから今日はやめとこう。
結果として読書、写真、ランニングという習慣は形成されにくい状態です。
3つに見られる特徴は『習慣にしよう』という習慣そのものを目標にしてしまい結果的に諦めてしまっています。
簡単に言うと結果ベースを習慣化しようとしている点です。
習慣になりにくい思考とは?
習慣を形成するのは目標ではなく、仕組み(プロセス)であることを知らないのが原因です。
目標を達成することが幸福になると考えてしまう点にあります。
達成するまではただ辛いだけとなっては誰もが続けることはできませんよね?
例えば健康の為に朝ジョギングを始めたとします。最初の1ヵ月は継続できましたが体重の変化は少量で体付きも変化が見られないことも多いでしょう。

少しの習慣では結果が分からずいつもの日常に戻ってしまうことも多いのではないでしょうか?
現在の結果に囚われてしまうと変化の経緯を見落としがちになってしまいます。
1%の負の習慣(怠惰な日常)を続けるか正の1%の習慣を行うかで長期的に見て変化に差があることを知らないと損をしてしまうことも…。
習慣化するにはどうれば良い?

では習慣化するにはどうしたら良いのでしょうか?
- 『本を月に2冊読もう』
- 『カフェの写真を毎週、投稿しよう』
- 『資格の勉強をしよう』
素晴らしい目標ですよね!
この目標に向かって行動すると習慣になる…と考える人も少なからずいるでしょう。
私もそうでした…。
でもまずは習慣化の仕組みについて考えてみましょう。
引用ですが『目標は結果であり、仕組みは結果に辿り着くまでのプロセスである』とあります。
習慣に落とし込むのであればまず仕組みについて理解する必要があります。
始めに習慣化の3つの層について

まず習慣化には3つの層があります。
- 1番外側の層は結果の変化
- 2番目の層はプロセスの変化
- 3番目の層はアイデンティティーの変化
習慣化に繋がる流れの説明については
○アイデンティティーベースからの習慣
○結果ベースからの習慣
この2つのベースから習慣化が形成される仕組みになります。
アイデンティティーとは自己同一性の側面と繰り返すという意味があり個人にとっては強い思い、信念と表現できます。
なりたい自分を実現する為に物事を繰り返し行うことで行動が積み重なりそれが習慣化するとされています。
- 読書をする為に本を読むのではなく、読書家になりたいから読む。
- ピアノを弾きたいから弾くのではなく、ピアニストになりたいから弾く。
これらはなりたい自分(信念)から習慣が変わる仕組みですね。
逆に習慣からアイデンティティーを形成する場合もあります。
毎朝、布団を整えていると几帳面である自分に気付き、繰り返すことでそれがアイデンティティーの形成に繋がります。
①習慣がアイデンティティーを形成する
②アイデンティティーが習慣を形成する
この2つのパターンがあります。
少し小難しい内容になりましたが仕組みについての説明になります。
フィードバックループを知る
人は新しい物事に立ち向かうと脳は解決方法を考えます。
フィードバックループの思考は効率を考え最適な方法を考え出し、それを積み重ねることで習慣を形成します。
人は自然とこのフィードバックループを行い、良かった経験を蓄積して行動することが出来るようです。
例えば食べる前に手を洗うという行為は『無意識』な行動に近い人もいますよね。
これは病気の予防といった習慣によるものです。
無意識に行動できると手を洗うという手間を面倒と思わなくなるのでこの様な習慣化は理にかなっています。
行動変化の4つのステップ

これは今回、何かを習慣にしようと考える中で1番重要だと考えています。
最初に私は何かを始める際の「きっかけ」をお伝えしました。
それは例えば学校の授業でピアノを弾くことがあり、楽しさに惹かれます(きっかけ)
そして上手く弾けるようになりたいと考えます(欲望)
ピアノの先生に教えてもらう(反応)
皆んなの前で弾き、褒めてもらえた(報酬)
この一連のステップをお伝えしたいと思ったからです。
人はこの行動原理によって習慣が可能かどうかがわかります。
つまり趣味のカメラや読書、ダンス、釣り、山登りなど興味の無いことや報酬に満足できないことは習慣化が難しいことをお伝えしたいのです。
だからこそ『なりたい自分』をはっきり自覚する必要があります。
習慣化のまとめ
長々と習慣における仕組みやプロセスを説明しましたがもっと簡潔にして欲しいと思いますのでご説明させてください。
- きっかけ:本を読み知見が広がる体験が嬉しく読書を習慣にしたいと考えたとします。
- 欲求:有名なコメンテーターは沢山の本を通して知識を吸収しているからこそ適切なコメントを話せるのだと知り、読書を通して知識を深められる読書家になろうと考えつきます。
- 反応:月に2冊の本を読み、そこから得た知識や書籍をSNSやブログで発信することでフォロワーが増えました。
- 報酬:徐々に意見を求められるようになり、知識を誰かの為に役立てることができ感謝されるようになりました。
この例では知識の学びが面白かった経験から読書を始めようと考え、本を読むことでどんな状態になりたいのかが明確でした。
更に行動にも変化があり月に2冊の本を読み、それをSNSで発信するというはっきりとした習慣が生まれました。
行動によって周囲から感謝されるようになり満足のいく報酬を得ることが出来ています。
ステップだけを書籍から引用で説明しますと…
きっかけが欲求を引き出し、欲求が反応を起こさせ反応が報酬を与え、報酬が欲求を満たし、そして最終的にきっかけに結び付く。
第3章 習慣の働き方の科学 より
注釈:反応とは報酬を得る為の解決方法と理解していただくと分かりやすいでしょう。
写真を趣味にする方法

まず写真やカメラに興味を持っていただけたことに感謝します。
趣味と習慣は違うと考えられますが非常に近いと私は考えています。
何故なら私自身も習慣において写真を15年以上も続けられてきました。
もちろん、写真、カメラが好きというのが根底にありますが行動習慣の仕組みや習慣形成プロセスが趣味の活動に酷似していると思ったからです。

それでは如何にして写真を趣味にしていけるのかを習慣化のプロセスに沿ってご紹介します。
①きっかけ
カメラを購入したいと考えた目的をはっきりさせてみましょう。
カメラを用いてどのような状態になりたいのか?
カメラが欲しいと思ったからだけではカメラを手に入れたという報酬で次なるきっかけは生み出され難いと思います。
例:友人から一眼カメラで撮影した写真を見せてもらい自分もカメラで可愛く子供たちの写真を撮ってみたいというきっかけから欲求が引き起こされました。
②欲求
カメラを通してどんな状態になりたいのかを明確にしたことで次なる行動を起こします。
例: 子供の写真を撮り、撮影した写真で妻や親戚に喜んでもらいたい。
③反応
欲求を満たす為にどうすれば良いか?を考え実行します。
フィードバックループによる
思考→失敗→学習→別の方法で思考を実践します。
例:撮影した写真を印刷し、アルバムを作成したり気に入った写真を飾ったりします。その背景には何枚も撮影して画像を調整したり、印刷の用紙などにも気を配ったりします。
④報酬
欲求に対して満足できる報酬を受けることができるかどうかが重要です。
例:気に入った写真をアルバムにして両親に送り、額縁に入れて飾ることで両親や妻からも喜んで貰うことが出来た。
以上が簡単な習慣プロセスの例になります。
続けるのに重要なこと
一連のプロセスで写真を撮る楽しさを知り、もっと喜ばせる写真を撮りたい、次はどんな事に挑戦してみようか?など新たなきっかけと繋がります。
しかし!ここで気を付けたいことがあります!
それは欲求に対して報酬を得る為のハードルが高すぎてはいけません!
仮にカメラを使ってプロになろうといきなり考えても達成するには時間と労力がかかります。
そうなると「反応」が極端に難しくなり報酬を得るまでが非常に長くなってしまいます。
しかも報酬を得られるかも不明瞭です。
それでは趣味にするのは難しいですよね。
なので反応は難しくせずに優しい設定にすることが必要になります。
“コンテストに応募してみる”
“SNSに写真を投稿する”
“写真をプレゼントする”
この様に誰にでもできるレベルにすると良いかもしれませんね。
そして報酬に満足できる内容であることも必要になります。
なんとなくカメラを趣味、習慣化するイメージが掴めたでしょうか?
15年以上もカメラを続けてこれたのは何故か?

最後に私自身がどの様なプロセスでカメラを続けてこれたのかを具体的に説明することで少しでもカメラを趣味にしたい人へのきっかけや継続になればと思います。
きっかけ
私は大学時代に祖母から一眼レフカメラを貰いました。それは安いエントリー機です。
コンデジで撮った写真を祖母に見せたりとしているうちに祖母が用意してプレゼントしてくれました。
そこから毎日出掛ける時はカメラを首にぶら下げて出掛けました。雲や街並みを綺麗に撮れるかどうか試したくてしょうがなかったのを覚えています。
欲求
そうすると次第にレンズの画角が気になり始めてしまい新しいレンズが欲しくなり始めました。
レンズのカタログ、価格.comの口コミやレンズ別の写真を掲載しているサイトを一心不乱に調べました。
高価なレンズなので失敗したくない!という強い信念があったのかもしれません。
レンズキットだったこともあり景色全体を撮れる超広角のレンズを探し、ズームより画質が良くなると知り単焦点のレンズを購入しました。
反応
早速、装置して出掛けて今まで撮影が難しかった画角を撮影することが出来た時は興奮しました。
「ここまで写るんだ!」
撮りたかった富士山を撮りに出掛けたことを今でも覚えています。
報酬
三脚を片手にロケーションを探して歩きました。
当時、冬だったので雪道をひたすら歩きました。
湖を見つけ、三脚をセットして撮影。

良かった…。
誰かに褒めて欲しいとは思わず、ただ望んだ画角で撮影出来たことがとても嬉しかったのです。
この報酬(体験)から写真をもっと撮りたいと強く思うようになりました。
これが『報酬がきっかけに結び付く』になった趣味が習慣となるループだったと思っています。
出掛けるときはカメラを持つ、つい街や風景を見ると構図を考えてしまう。
撮る意識が習慣化すると自然とこの瞬間を切り取ることを意識してしまう。
情景は心のシャッターでも切り取れる。
でも共有できる写真は誰かを幸せにできると信じています。
一緒にカメラを初めてみませんか?
最後に…
習慣という言葉はとっつき難い印象がありますが面白くも楽しくない事を習慣化するのはまず不可能です。
カメラだけでなく様々な分野でも習慣化の思考法は役に立つと思います。
そして、この記事が誰かの習慣のきっかけや方法を知る手助けになれば幸いです。
参考書籍