
初めてカメラを買ったけど保管ってどうするのがいいのでしょうか。
保管方法は考えてなかったなんて良くある話です。
実際何処に置くつもりでした?
『棚の上とか机の上に置きっぱなしで大丈夫?』
『カメラケースの中に入れてるから問題ない?』
『カメラバックに入れとけば大丈夫?』
そんな疑問にお答えします。
- 同じカメラで保管方法が違うのはなぜか?
- 一眼カメラの苦手な場所とは?
- 保管方法を間違えるとどうなる?
- 大切にしたいのであれば何が必要か?
- 機材も多くずっと大切に保管したいなら?
同じカメラでも保管方法が違うのはなぜ?

大きな違いは1つです。
それはレンズを取り外せるかどうかです。
どちらも精密機械ですが大事なセンサーやレンズ表面が露出する一眼カメラは取扱いに注意が必要です。
つまりいくら防湿性や防塵の性能が上がっていても完全ではないということです。
また使用後はレンズのフォーカスリング、本体のグリップのラバーは軽く拭いたほうが良いなどコンパクトカメラに比べて保管に手間が必要です。
一眼カメラの保管、置くのに適さない場所とは?

『すぐに使うからしっかり保管する必要はないかな?』と数日間放置…。数ヶ月なんてことも。
何て経験ありませんか?
カメラに限らず出しっぱなしにしてしまうことありますよね…。
気を付けたいことはただ一つ!
それは【湿気】です!
- 窓の傍
- 寒暖差のある室内
- ロフト
- 雨の日の室内
大敵である湿気は様々な場所に潜んでいますね
日本は平均して湿度の高い国です。
年平均にして湿度は60%〜70%になるので日本の湿度は高いです…。
日中は暖房で暖かい室内も夜中などに気温が下がるので湿気の発生原因になります。
窓際の棚でも結露が発生するのであれば置くのは控えた方が無難です。
ロフトは換気がしにくく、特にジメジメした梅雨の時期などは湿気が多くなります。
保管だけでなく外気によって冷えたカメラを暖かい室内に持っていく場合も注意が必要です。
何故か?
例えば冷蔵庫から出した飲み物や食べ物は暖かい場所に出るとどうなりますか?
そうです。
表面に結露が発生します。
可能であればカメラをバックに入れて部屋の温度に慣らしてから取り出すことをお勧めします。
既に思われた方もいらっしゃると思いますがデリケートなカメラです。
保管方法を誤ったことで何がおこるか?

寒暖差のある部屋、外気触れたカメラをメンテナンス無しで保管すると何がおこるか?
そう『カビ』です。
本体表面の汚れ、ラバーなどのは皮脂によって白く変色しますが拭くことで落とすことが出来ますが…。
カビは違います。
- 本体のイメージセンサー
- レンズの表面、内側
- ファインダー
1位はイメージセンサー
汚れの付着は画質に大きく影響を及ぼします。
黒っぽい点がある、霞んだように写るなど影響は多大です。
何より素人では清掃が出来ません。
サービスセンターへの持ち込みで修理交換か清掃をお願いしたほうが無難です。
2位はレンズ
レンズであれば交換ができますが中には本体のカメラを越える値段のするレンズもあります。
表面に付着した埃や指紋を放置してしまうとレンズクリーナーでも汚れを落とすのは難しくなります。
そして何よりやっかいなのはカビです。
一度発生した場合はプロでも除去するのは難しいです。
またレンズの中にもカビは発生します。
これはもう新しく買い替えたほうがいいと考えましょう。
3位ファインダー
ミラーレス機が普及したことからファインダーではなく液晶画面で構図を確認して撮る人もいると思いますがファインダーにもカビは付着します。
寒暖差によって冷たい外気にさらされたカメラを暖かい場所に持ち運ぶとレンズや本体が一気に曇ります。
結露した状態でしまってしまうとそこがカビの発生原因になってしまいます。
長々と説明しておりますが要はカメラの最大の敵はカビになります。
カビない為にはどう保管する?

カメラは湿気が苦手だとお伝えしましたが、簡単に湿気を取る方法があります。
それは除湿剤です!
カメラバックにこの除湿剤を入れてあるのと無いのでは全然違います。
①防湿庫を置くスペースがない
②専用バックに入れたりするのが手間に感じる
などの理由の方は最低でも除湿剤と保管場所には注意してください。
カビて欲しくない!しっかり保管したい人はどうする?

最初のコストは高いがカメラを大切に保管するには防湿庫が最適です。
価格帯もピンキリですが1万円台から5万円以上まで価格もサイズも幅広くあります。
自分が所有するカメラ、レンズの数やこれから増えるであろうレンズを見越したサイズが望ましいでしょう。
1万円で買える値段で写真ではカメラ2台とレンズ2本が収納出来ています。
望遠レンズなどがあると長いので収納数も減ってしまうので長い望遠レンズを持っているのであればもう少し大きめの防湿庫が欲しいところですね。
ハクバの60Lですが3万円でこの容量であればレンズ沼の住人でなければ十分だと思います。
まとめ
- 窓がなく寒暖差の少ない部屋
- 防湿庫
- 除湿剤入りの専用ケース
- 除湿剤を入れたカメラバック
カメラの大敵である湿気によりカメラ、レンズにカビが発生して写真の質に大きく影響を及ぼします。
レンズは資産にもなりますので高価なレンズは保管や取扱いには注意が必要です。
カメラやレンズより必要性を感じにくいですが長くカメラを保管するのであればある程度の準備は必要になります。
カビてから後悔するのは勿体ないですよね…。
防ぐのは簡単なので是非、試してみてください!