どんなカメラをお探しですか?

失敗や後悔しない為のカメラの選び方

カメラに関して散々浪費した私が誰でも分かる様に間違えたカメラ選び方や失敗しないカメラの選び方をご紹介したいと思います。

その前に自己紹介をさせてください。

どうも!ブログ運営者のクマパパと申します。

カメラ歴15年以上のアマチュアカメラマンです。

小さい頃、サッカー選手を夢見た私は高校生での怪我により諦めることになりました。

そんな意気消沈した私を救ったのが祖母がくれた一眼レフでした。

サッカーをしてる頃から空の写真を撮っていた私は一眼レフで撮った写真を祖母に見せると普段、褒めることがない祖母が笑顔で褒めてくれました。

その頃から人を笑顔にする写真、カメラに夢中になりました。

今もその思いは変わらずカメラの魅力や面白さ、写真を始めたい人に少しでも役立ちたいと思いカメラのブログを運営しています。

私自身もカメラで数々の失敗もしてきました。

思ったのと違ったり、想像より綺麗に撮れないなぁ…。

それは私の間違った知識だったり技術が足りなかったことが問題でもありました。

だからこそカメラを始める人に失敗して欲しくないので後悔や失敗しない選び方をご紹介したいと思います。

結論:どんなカメラでも綺麗に写真は撮れる

そう言われるとどれを選べば良いか余計に分からなくなるよ〜と思われるでしょう。

しかし、現在のほとんどのカメラの性能は綺麗に写真を撮るのに十分な機能を備えていると思っていただきたい。

だからこそ選び方が難しく、選択肢を絞れないのも分かります。

先程もお伝えしましたが撮った写真に関しては各メーカーほとんど同じに撮れます。

どのメーカーでも常用ISO感度は暗い場所でも撮れる性能になっており、画素数はA3ノビ以上など大きく印刷しないのであれば2000万以上は必須ではありません。

確かに各メーカーによっては得意なカラーがあるのは事実ですが。

クマパパ

初めてカメラを選ぼうとするときは出来るだけ良い性能で人気のある機種であったり信頼性の高いカメラが良いと考えるよね

メーカーによっては4000万画素、1億万画素と桁違いの画素数を誇る機種もあります。

これが悪いということではなく、現行の機種であれば私たちが一般的に使用する範囲であれば2000万画素で充分だと思ってください。

実際に新しい機種でも2,000万画素台がほとんどです。

またAF性能や手振れ補正などは十分であり、それはエントリークラスやミドルクラスでも備わっている機種がほとんどです。

必要な機能は全てではないこと

現在では高感度、高画素数、バリアングルモニター、シャッタースピード、高性能AF機能はほとんどのカメラにあります。

クマパパ
クマパパ
初めてのカメラだと自分がどんな機能が欲しいのかわからないことはよくあるよね

基本的にカメラは2種類ありコンパクトデジタルカメラとデジタル一眼カメラになります。

コンパクトデジタルカメラとデジタル一眼カメラではレンズ交換ができるかで大きく違い、撮像素子【イメージセンサー】の大きさも一眼カメラの方が大きいセンサーを搭載しています。

逆にそれ以外は同等に近い性能があると言えます。

Canon公式HP参照

例えばCanonの人気シリーズのコンパクトデジタルカメラのクールピクスですがイメージセンサーはマイクロフォーサーズより小さいが画素数、ISO感度は一眼カメラに匹敵します。

イメージセンサーはサイズこそ違いますがフルサイズでも使用されているのと同じセンサーが採用されています。

つまり一眼カメラとコンパクトデジタルカメラの違いはレンズを交換できることだとお伝えしたいのです。

話は一眼カメラに戻ります。

先程、少しだけ記述しましたが一眼カメラにもエントリー機、ミドル機、フラッグシップ機があります。

フラッグシップ機では主にフルサイズのイメージセンサーが搭載されており中にはミドル機にもフルサイズが使われていることもあります。

それ以外はAPS-Cサイズとマイクロフォーサーズと呼ばれるイメージセンサーになります。

ではエントリー機とミドル機は何が違うのか?

Nikon 公式HP参照

NikonのZシリーズでZ50とZ6の比較になります。

Z50はDXフォーマット(APS-C機)でZ6はFXフォーマット(フルサイズ機)になります。

画素数で見ても350万画素程の違いです。

表には記載がありませんがボディ内に手振れ補正がZ6にはあるのに対してZ50にはありません。

ならZ6の方が良いのでは?と考えてしまう気持ちはわかりますが実はNikonのレンズには手振れ補正が付いたレンズもあります。

そしてシャッタースピードも1/300もあればそこまでブレませんので強力なボディ内手振れ補正は必要性が低いでしょう。

本当に手振れ補正が必要ならISO感度を上げるか三脚を使用したほうが良いでしょう。

ちなみにNikonのレンズに手振れ補正がある場合には

AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR

VRが手振れ補正の機能がついたレンズになります。

レンズも高額ですがレンズキットにもVR機能がついた商品もあるのでスタートアップとしては非常に良いでしょう。

Z 50 16-50 VR レンズキットは2021年9月現在では10万あれば購入できるのに対してZ6はカメラ本体で15万、レンズキットでは22万にもなります。

一眼カメラの醍醐味はレンズ交換が可能な点です!

同じ予算であればZ 50 レンズキットにもう一つお好きな画角のレンズを購入されたほうが満足できると思いませんか?

最新機種と型落ちにあまり差がない

例えばiPhoneも毎年、最新の機種が登場しますよね。

しかし、大きく変わるということはあまりありません。

一眼レフからミラーレスに移行するなど大幅な機構の変更であればどちらが自分に合うかは非常に悩みます。

知っておきたい一眼レフとミラーレスの違いとは? Canon公式HP引用 どうも編集者のクマパパです。 カメラを始めたいけど種類が多くてわからない…。 ミラーレスと一...

では実際にNikonのZ6とZ6Ⅱを比較してみましょう。

Nikon公式HP参照

違いはなんと高速連写と質量です。

12枚から14枚になり、重さは675gから705gに増えています。

❇︎質量はボディキャップを除くバッテリーと記録媒体装着時の重さ

クマパパ

性能面や外観も変化が少ないね。最新機種を選べば問題はないんだろうけどどうなんだろう?

そして2021年9月時点でのZ6Ⅱの本体価格は23万円でZ6の本体価格は15万円なので価格差が8万円違います。

勘違いされない様に記述いたしますがZ6Ⅱが良くないと言うわけではありません。

性能やデザインも秀一ですがこれからカメラを始めるのであれば最新の機種だけを選択基準にすることのリスクをお伝えしたいのです。

高いカメラなら満足できるという勘違い

一眼カメラになるとエントリー機はフラッグシップ機に比べるとチープさは否めない点はありましたが現在ではあまり差を感じなくなりつつあります。

Canon EOS kissと同じくEOS R5の機種を比べると重さや質感が違うので所有欲に差が出てしまうかな?と思うのが個人的な感想です。

“隣の芝生は青く見える”のはカメラを始めると感じることはあるでしょう。

だからこそ初心者の方にはカメラの本質に目を向けて欲しいと思うのが正直なところです。

一眼カメラの醍醐味はレンズを交換できることです。

カメラ本体に予算を全振りするよりレンズを揃えておくと後の満足度は高くなるでしょう。

クマパパ

どうせなら良いカメラが欲しくなるよね!でもそれが自分にとってベストな選択なのかな?

例えばNikonのZ 50 16-50 VR レンズキットは10万以下で手振れ補正付きレンズがありますがZ 6 24-70 レンズキットでは22万円になるので差額は12万円です。

なので予算としては22万円が範囲内であればNIKKOR Z MC 50mm f/2.8のマクロレンズとNIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VRで12万円以下で購入できます。

❇︎2021年9月時点 価格.com調べ

同じ予算でレンズが3本揃うと考えてみると私が初心者の立場なら後者を選択するでしょう。

マイクロフォーサーズはフルサイズと天と地程の差があると思う勘違い

カメラを調べると何やらイメージセンサーの大きさはメーカーや機種によって異なるんだな?と気付かれる方もいるでしょう。

マイクロフォーサーズだとコンパクトデジタルカメラとそんなに違いがなくなっちゃうからと勘違いしてしまう人もいるでしょう。

実際にはプロのカメラマンの方でもマイクロフォーサーズ機を使用しています。

先入観でブランドやカメラの性能を見てしまうと素晴らしいカメラとの出会いを逃してしまいます。

イメージセンサーについて知りたい方はこちらの記事を参考にしてください!

イメージセンサーとは何か ー4種類の撮像素子の違いー https://www.jst.go.jp/seika/bt83-84.html 参照 どうもクマパパです。 今回はカメラ...

各メーカーのレンズに表記れているのが35mm換算だと〜mmと書いてあるのに気付く方も多いでしょう。

例えばフルサイズ用の50mmのレンズであれば35mm換算で77mmとなります。

そこでZ50にフルサイズ用レンズで50mmの距離が欲しい場合では35mmで35mm換算で54mmになりますので少し計算が必要になります。

マイクロフォーサーズでは約2倍になります。

20mmレンズでは40mmの焦点距離になるので200mmのレンズがあればマイクロフォーサーズでは400mmの焦点距離が得られるのですね。

Nikonのレンズで400mmの単焦点レンズが欲しい場合は120万円するレンズが必要になります。

何が言いたいかと言うとマイクロフォーサーズだとコストパフォーマンスが素晴らしいのです。

写りに関してもパナソニックのLUMIXやOLYMPUSのOM-Dでも他社とのカメラと比べても遜色ない写りをしています。

フルサイズじゃないとダメなことはありません。

フルサイズにはフルサイズの良さがあり、マイクロフォーサーズにはマイクロフォーサーズの良さがあることを覚えておいてください。

何より大切なこと

“写真はカメラを持っていないと撮れない”

趣味とは何か?貴方がカメラを欲しいと思った理由は何だったのかを思い出してほしい。

必要なのは貴方が撮りたいと思わせる被写体を探すことでありカメラを持って出掛けたいと思うことだと思います。

カメラはコレクションではありません。

高いカメラを持つことで所有欲を満たすだけではカメラは意味が無く、貴方が撮りたいと思わせる機種を探してください。

スペックに拘る必要は無く、この機種なら持ち歩きたいと思えるカメラは間違いなくあると思います。

一眼カメラの面白さはレンズにあります。

好みのレンズを探すのもまた一興です。

最高のパートナーを探しましょう。

最後に

参考として複数の書籍、プロカメラマンの意見を取り入れながらカメラを探すうえで必要なマインドをお伝えしました。

カメラを探すときは間違っても店員に「初心者でカメラを探している」なんて聞いてはいけません。

何故?と思われますがほぼ間違いなく入門機をオススメされるだけです。

聞くなら予算内で購入できるカメラを探してもらいその中から自分の感性に合うカメラを選ぶことをオススメします。

必要なのは貴方がカメラを持って出掛けたくなるカメラであり高スペックで部屋の飾りになるカメラではありません。

ここまで読んでいただければ貴方は間違ったカメラの選び方をしないでしょう。

少しでも参考になれたら嬉しく思います。

ありがとうございました。

ABOUT ME
クマpapa
会社員兼カメラマンをしています。カメラ歴は15年以上、初心者でもわかる写真やカメラについて情報を発信中です!