
どうもクマパパです。
普段は写真撮影したり写真を加工・編集したりしてますが今回、自販機ビジネスは長いこと関わってきたので知っていることを紹介します。
自販機って沢山あるけど実は仕組みを知らなかったり、別にそんなに興味は無いけど少し知っておきたい方には為になるかも??
皆んなが知ってる飲料メーカーは?

- コカコーラ
- サントリー
- アサヒ飲料
- 伊藤園
- キリンビバレッジ
- ダイドードリンコ
- ポッカサッポロ
- 大塚製薬
- サンガリア
- etc…
並べてみるとこんなにメーカーがあるんですね。
中には知らなかったメーカーもあるかもしれません。
自販機はどうやって設置するのか?

基本的にはメーカーの営業マンから設置の提案を受けて契約を交わし、設置するのが一般的です。
中には個人宅で近くにコンビニも無い様なロケーションでは設置して欲しいとメーカーに連絡して、商談を行い設置するパターンもあります。
企業では商業施設、会社内、または公共施設と様々ですが元はその場所のオーナーや管理している個人や企業と契約していることがほとんどです。
要は管理している土地、施設があり設置場所があれば誰でも自販機を設置することは可能ということです。
自販機を設置するメリットとは?

皆さんが気になるのは何故設置するのか?
メリットは何かと思いますよね?
利便性はもちろんありますがもう一つは販売手数料でしょう。
売上金額に応じて販売手数料をメーカーから頂けます。
バックマージン(BM)と呼ばれるこの仕組みは実際に契約者の収益になるので1番重要でありますが、メーカーにとっても利益の為には抑えたいと考えています。
仮にBMを25%とした場合は
月間売上10万円であれば25000円の販売手数料(BM)が収益になるのです。
つまり年間30万円の収益になります。
自販機を設置するスペースを提供するだけで収益が得られるのは魅力的ですよね。
自販機を設置するデメリットは
それなら良いことしかないのか?
それはありません。
大まかなデメリットとしては
- 設置スペース
- 自販機の電気代
- 故障時の対応
- ゴミ問題
①設置スペース

①に関しては予想より圧迫感を感じたりするので設置イメージ図を貰うのも良いでしょう。
②自販機の電気代

②の電気代は契約者が負担することになります。月/2000円程で考慮しますと年間約27000円程になるでしょう。
冬場では電気量が上がるのを考慮しています。
つまり年間の利益額から電気代を引くと27万円が正確な利益になります。
③故障時の対応
③機械なので故障は起こります。
べンディング会社によっては報告しないと対応が遅くなるなどチャンスロスが発生しますので電話して対応をお願いすることをオススメします。
④ゴミ問題

④は近隣住民のマナーの問題もありますが散らかります。
家庭ゴミや様々なゴミを捨てる人がいるので厄介です。
対策をお願いしましょう。
自販機のメンテナンス、商品を補充するのはどこ?

契約はメーカーですがフォローするのはメーカーの子会社や委託業者といったケースもあります。
設置した後は委託業者が自販機のメンテナンスを行うなど設置後はメーカー側は関わらないこともあります。
ベンディング会社(オペレーター)
参考に委託業社やベンディング専門の企業です。
- 八洋
- ユカ
- ジャパンビバレッジ
- ネオス
- 湘南ベンディング
- 大蔵屋商事
- etc
それ以外にも沢山あります。
ボトルカーなど街で見かけたりしたことがあるかもしれませんね。
メーカーがあまり知られたくないこと…

ここまでは調べればメーカーのホームページなどに記載されている内容でしょう。
なのでメーカーが知られたくないであろう情報を紹介しましょう。
設置したけど売れない自販機はフォローを怠りがちになる
メーカーの営業さんが提案に来て設置したものの売上が上がらないロケーションって実際多くあります。
中には月に2万円もいかない自販機は意外に多くあるでしょう。
BM25%で電気代を除くと月/3000円の収益です。
何もしないよりは良いと思いますが少ないと感じます。
何より売上の低い自販機は優先度が低くなるようでフォローが手薄になるそうです。
利益が高い顧客を優先することは企業として普通ですが設置した顧客側としては不満に感じるでしょう。
販売手数料に決まりはない
恐らくメーカー側にとってあまり触れてほしく無い内容です。
例えば飲料は定価だと130円ですが販売価格を下げて販売も可能です。
しかし販売価格を下げると必然的に手数料も下がります。
これはあくまでも仮ですが
- 定価販売 :25%
- 20円引き販売:15%
- 30円引き販売:10%
と手数料が下がります。
その代わり売上本数が増えて手数料が増える可能性もあるので値引き販売はデメリットだけではないでしょう。
ロケーションによっては売上が見込める人通りの多い場所であれば販売手数料を上乗せした提案をしてもらうことも出来るでしょう。
逆も然り、売上が見込めないロケーションでは手数料を低く見積もられるでしょう。
実は手数料以外にもある収益とは?
メーカー側が知られたくない情報NO.1は設置協賛金ではないでしょうか。
勝手な憶測ですが…
- 設置協賛金
- 電気代負担
手数料以外に固定費となる費用はメーカーにとっても増やしたくない費用です。
これもロケーションによって可能かどうかは分かれますので聞いてみるのも手です。
コンセントが無いけどスペースはある
マンションなど置いてあれば嬉しいけどコンセント無いよねって場所は多々あります。
実は配電盤の位置などポールが建てれるなど条件が揃えば設置が可能です。
更には土台が斜めであってもコンクリートの施工などで設置は可能になるケースもあるんですね。
もちろん、費用は設置業者負担になります。
ですがその分、条件が厳しくなるでしょう。
まとめ

アパート経営されてる人や人通りの多い場所などは需要があるかもしれません。
仮に設置しても売上が上がらず電気代も賄えない状態であれば撤去を希望すれば大丈夫です。
しかし、設置協賛金などがある場合では契約年数を経過しないと返還義務が発生する可能性が高いので注意が必要です。
設置を希望するのであれば以下の点に注意すれば問題無いと思います。
- 設置スペースとコンセントの有無
- 契約はフルオペレーション
- 売上が見込めるロケーションかどうか
- BMを交渉する
- 複数のメーカーに問い合わせる
②に関しては営業に現地確認してもらい判断するのが良いかと思います。
⑤では好条件のメーカーを選ぶのも良いでしょう。
販売力に関してはコーラ、サントリー、アサヒ飲料、ダイドーなど大手が高い印象です。
もちろん、キリンや伊藤園もメガブランドを保有しているので候補としてはありだと思います。
詳しく聞きたいなどあればお気軽にDMくだされば分かる範囲でお答え致します。
少しでも皆様のお役に立てたなら嬉しいです。
最後までありがとうございました。
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